或る殺意をひめた ジユラルミンの波動が遠のいてゆく さみしい肋骨のアンテナに ひととき 鰯雲のさざなみがうちよせてくる ――ひたひたと 懶惰の脚を洗う 裂けた 地図の湖のほとり 自殺した友をおもう青林 檎の歯型に なおも 鉄路づたいに迫つてく る 銹びつ…
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