まるで ジヤムにでもたかる蟻のように 銹びた鉄柵のなかで なつかしい骨の灰を掻 きまわしるづけている ものうげな僕の誕生 日に いみじくも 剪りたてのレモンの薫り をただよわす たしかに あなたの乳房の血 にひめられていた あの雪渓の肌をふきおろ す風…
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