花瓶 いくたびか 喀きつくした 葡萄酒の壜の底に 眼ざめると けさも ひえびえと はるかに匂う 菊の骨に肖た腕よ 体温表 新しい水平線に漂う 喪のリボンにひかれながら また 氷嚢を吊す指が なまぐさい曲線を描いてゆく とある病院のタラツプへ 林檎 すでに犯…
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